会長挨拶
会長 山口憲生
私たち日立港ロータリークラブは2022年5月で創立45周年を迎えました。新型コロナ対策規制下でしたので、日立オリジンパーク((株)日立製作所の歴史記念関係施設)講堂で式典のみを開催しました。クラブ創立当時は日立港も建設整備拡張の真っ最中でこの市南部地域が発展する礎を築く希望溢れる時代だった思います。その後の45年、成熟社会の課題を持ちながら特色ある地域となっていると思います。
そんな中、私たち日立港ロータリークラブは、国際ロータリーの今年度テーマ「イマジン ロータリー」のもと、第2820地区(茨城県域対象)の目標「一人一人が想像力を持って奉仕する」とその具体的目標に向かっての行動をとろうとしています。
地域での社会奉仕ほか例年の各種活動に積極的に参加・取り組むとともに、特に、青少年奉仕として茨城キリスト教学園高等学校のインターアクトクラブ活動支援(特に8月、地区インターアクト年次大会開催―テーマ「世界の平和は私たちから」を若い世代に考えてもらう)や、コロナで休止していた市南部地区中学校参加のスポーツ大会(女子バスケット、野球)の再開などに力を注ぎます。
当クラブも年度スローガンとして、「Sympathy 同感・共感」を掲げました。当クラブ会員はもちろん、仲間のクラブ、関係ファミリー団体、地域の方々など価値観を共有する者同士、うちそろって奉仕し、交流出来たら大変うれしいことです。皆様のご支援ご協力をお願いする次第です。
国際ロータリーとロータリー財団の年次目標
優先事項1:「より大きなインパクトをもたらす」の目標
- ポリオを根絶し、ロータリーの役割を強調する。
- 2025 年までに恒久基金を20 億2500万ドルとし、年次基金とポリオプラスへの寄付を増やす。、
- 特にロータリーの七つの重点分野において、新たなパートナーシップを築き、同分野 で成果を上げているクラブ、地区、国際プログラムおよびプロジェクトにスポットラ イトを当てる。
優先事項2:「参加者の基盤を広げる」の目標
- 影響力を持った人びと、目的に基づき行動する人びと、世界を変える行動人としてのロータリーの国際的な立場を向上させる。
- 新しく革新的なクラブや参加を促す経路を新設し、発展させる。
優先事項3:「参加者の積極的なかかわりを促す」の目標
- 個人的成長、リーダーシップ開発、奉仕、ネットワークづくりの機会を通じ、ロータ リーの中核的価値観を支える会員の参加促進ツールを向上させる。
- 特にロータリー、ローターアクト、インターアクトクラブのすべての参加者の連携を 強める。
優先事項4:「適応力を高める」の目標
- バーチャルでのつながりの活用を支援・推奨し、対面式の会合、研修、ファンドレイ ジング、奉仕プロジェクトを最適化する。
- ロータリーファミリーのすべてのリーダーシップレベルで多様性、公平さ、インクルー ジョンが実現できるよう取り組みを強化する。
- ロータリーの奉仕提供およびボランティアリーダーシップの構成を見直し、効果を高 め、責務および説明責任の所在をより明確にする。
地区スローガン
「″enjoy life″ ~人生を楽しむ~」
地区目標
「一人一人が想像力を持って奉仕する」
具体的行動指針
- クラブサポートと地区運営強化
※会員増強・維持(地区会員 2000 名の回復・クラブ純増 2 名・女性会員の拡大)、新クラブ設立
※地区目標、行動計画の更新
※リモートシステムによる会議開催
- 質の高い奉仕活動の推進
※クラブセントラルを活用しロータリー賞達成を支援
※ロータリーを学び互いに成長する機会の提供
※持続可能な開発目標(SDGs)に貢献する奉仕活動の推進
※友好地区との協働による人材発掘の推進
※青少年への支援を推進(IAC・RAC・RYLA・EX)
- 公共イメージの向上
※地区ホームページ・茨城新聞ロータリー情報館・SNS・他メディアへの発信
※第 2820 地区ロータリーカーによる全地域クラブ訪問
※奉仕活動の学術的発信(国連・学会・新聞・雑誌)
- ロータリー財団の活用と支援
※地区補助金を活用した地域社会への貢献
※グローバル補助金を活用した国際社会への貢献
※奨学生の支援
※ポリオ根絶、コロナ終息活動の推進
※公平性の高い財団寄付の推進(年次寄付 150 ドル・ポリオ 30 ドルの達成)
※ベネファクター 各クラブ 1 名、PHF・PHS 地区 70 名、MD・AKS の推進
※ロータリーカードの推進
- 米山記念奨学会の支援
※米山記念奨学会委託事業を通じた第 2820 地区内で学ぶ留学生の支援
※米山寄付の推進、一人 25,000 円以上(普通寄付 5,000 円+特別寄付 20,000 円)
- 環境保全の推進
※地球環境問題の理解を深める機会の提供
※クラブ環境保全活動を支援
- 国際大会に参加しよう
2023年5月27日~31日にオーストラリア・メルボルンで開催されます。
カンガルー、コアラが待っているぞ!
クラブ目標
1. 会員増強は会員同士のチームワークで、個別具体的に対応して増強のみならず退会防止に力を注ぎたいと思います。そのためには会員から、会費や出席の規定の変更提案をいただき柔軟な対応が必要と思います。
2. ロータリー情報としては最近のRIの動きや、ロータリーの価値観の変遷実情(DEI~多様さ、公平さ、インクルーシブジョン、など)を学び、会員共通の思いとしていきたいと思います。共感性が深ければ深いほど会員の絆が強まり例会出席率向上、活発な親睦活動、行事への積極的関与につながります。そのためにはこれまで以上に会報の存在意義が強調されると思います。また公共イメージの向上策アイデアを出していきたいと思います。
3.例会プログラムも、DEIの価値観にかかわるテーマを取り入れ、そこにSympathyを感じていければと思います。
4.各奉仕活動では、ロータリーの基本は職業を通して、ということは変わらないものです。多様性などもロータリーばかりでなく職業においても、中核的価値観といえます。単なる物見遊山ではないこれまでの見学会は秀逸です。続けましょう。
5.社会奉仕や青少年奉仕は、コロナ対策で停滞しましたので、まずは見直し復活です。また新たなニーズ発掘と企画をお願いしたいです。
6.青少年奉仕関係では、インターアクト年次大会は今年茨城キリスト教学園インターアクトクラブがホストで、スポンサークラブとして支援しますし、茨城県北ローターアクトは輪番制で当クラブが今年の世話クラブです。ローターアクトクラブは、ロータリークラブと同等の取り扱い(権利を持つこと)となるとはいえ、現状をよく聞いてまずは会員増強、活動の活発化(ロータリークラブと積極的コラボも)など支援していきましょう。
7.国際奉仕としては、以前は茨城キリスト教大学との案件があったのですが、最近はそうした活動が途絶えているように感じます。今年度は新規企画のきっかけ(例 ウクライナからの留学生支援)をつかめればと思います。
8.ロータリー財団、米山記念奨学会は何とか寄付目標は達成しましょう。また奨学生との交流を頻繁にし、財団活用について会員へのPRもお願いしたいです。
以上、今年度をスタートするにあたって感じていることを述べましたが、もとより各委員会の活動は自主企画、自主運営(ただし実行は会員全員が協力)が基本です。小生の意見に拘泥されることなく活発な企画・実行をお願いします。何にせよ、活動の相手方にいる人々と我々会員、そして会員同士も、「Sympathy~同感・共感」しあえる関係でありつつ、こころ豊かなロータリアン生活を、と念ずる次第です。